2004-12-29から1日間の記事一覧

以上三作まで。

単純な順位付けでは高い評価を与えた作品も他にありますが、この場では「凄さ」を感じさせたこの三作までとさせていただきました。 それにしても…なんて見事なまでに「人を選ぶ」作品が揃ったことやら…。 : これから、ネット環境の無い未開の我が実家へ戻り…

第三位 『CARNIVAL』(S.M.L) もちろん小説版を含めて。

先の二作が、内容も素晴らしいが視覚演出や舞台設定の斬新さで強く印象付けているのに対し、今作はまさに「テキストの力」だけでここまで評価する一作。 特に真新しいモノは無い。さらに、サスペンスとしてはあまりにありがちな展開と真犯人。しかし、それか…

第二位 『らくえん〜あいかわらずのぼく。〜の場合』(TerraLunar)

今作のキーワードは「苦笑」です。とにかく序盤は笑いました。ヲタにしかわからないネタが満載で、それがわかってしまう自分に笑いました。 「エロゲ製作」が舞台である時点で、この作品は外界から閉じられるに決まっているはずのです。なので、下手をすれば…

第一位 『Forest』(ライアーソフト)

まずは[森]の描写が見事。下敷き(パクリともインスパイアとも言う)を使う作品は少なくないが、あそこまで深く広く使われると、それは最早並の使い方で太刀打ちできる代物ではない。特に、今作は「モデルが在ること」を作中で消化しているから尚更だ。この独…

【最後の】2004年を振り返って【日記】

昨日、2004年下半期(7〜12月)最高傑作を決める『エロゲーは誰れのためにアワード2004下期』を発表しました。 http://www.geocities.jp/judge13th/o18/2004un.html これとは別に、「2004年の作品全体」を振り返ってみたいと思います。【1〜12月までの間】に発…