本日現在12348ヒットの責任を取って

Xさんの、『こなたよりかなたまで』のOPテーマ・「Imaginary affair」考
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はい、私は、自分のレビューで、この曲の歌詞が、「ちょっと本編の内容と合わないとも思った」と書いた人です。責任とってフォローします(笑)。
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一番引っかかったのはこの部分。
「降り止まない雨などここにはないから」
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こう言ってしまうと、佐倉シナリオが成り立たなくなるような気がするのです。
まあ、この作品、まさにXさんが書かれている「佐倉⇔優」のような「対比関係」が多いので、逆もまた是と言うことができるんですけどね。
ちなみにこの曲自体は、今でもベスト10には間違いなく入るほど好きですよ。
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三者から見ると気付かないかもしれないですけど、私とXさんの『こなかな』感想は、同じくらい絶賛してても微妙に違います。
さっき書いたような「佐倉⇔優」の対比関係なんかは同感なんですけど、たぶん違うのは、彼方本人の見方でしょうか。私はこの作品の妙を「主観と客観の相違」だと思ってます。
実は私、クリストゥルーエンドについて、プレイ後しばらくはXさんと同じように「空想」という感覚を持ってたんですよ。昔のレビューでは、佐倉エンドとクリストゥルーエンドの噛み合わせの悪さを指摘していたこともありました。
でも、ある時ふとした瞬間に、クリストゥルーエンドを肯定できるようになったんですよね。「クリストゥルーエンドは本当に"フィクション"なのか」「何かの比喩ではないのか」ということをふと考えてから。そうなると、私は今では、この作品が「死を描こうとした作品」だとも思わなくなったりしてます。そして「クリストゥルーエンドはやっぱり作品全体のトゥルーエンドなのではないか」とすら思います。何せ今の私のこの作品の印象は、先日書いた通り、「恋愛物語」だったりしますし(笑)。
『こなかな』レビューも、本当はリライトしたいんですよね。今でも、購入翌日に書いた文章が一部残ってたりしますが、その頃と印象が相当に変わっていますから。でも、なかなか難しい。それは、この作品自体が今の私の生き方に相当な影響を与えてしまって、もはや客観的にレビューを書く対象として突き放すのが難しくなっているから。
まあ、そんな作品が在ってもよいのではないかと。以上、戯言でした。