ハッピーエンド論①
なんで私がハッピーエンドをあまり好まないのかがわかったような気がした。
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今日はその前段として、私が「殿堂入り」〜「名作」に評価している作品の、「ハッピーエンド傾向」「非ハッピーエンド傾向」を分類してみようかと。
ここで言う「ハッピーエンド傾向」は、「メインとなるエンドで、ヒロインが主人公と結ばれるかどうか」で判断。今のエロゲがほぼ必然的に恋愛を描く以上、それは当たり前…のように思えるかもしれないが、私の好むエロゲは、それが意外と少なかったりする。
そういうワケで、以下、ネタバレを含みます。あと、もちろん、分類はその人の見方によって違うはず。
- 「ハッピーエンド傾向」作品 10作/22作
『こなたよりかなたまで』(FC01) *1
『らくえん〜あいかわらずなぼく。の場合〜』(TerraLunar) *2
『終末の過ごし方』(アボガドパワーズ) *3
『お願いお星さま』(PULLTOP)
『パティシエなにゃんこ』(ぱじゃまそふと)
『鎖−クサリ−』(Leaf) *4
『家飛 カットビ!』(TerraLunar)
『いたいけな彼女』(ZERO) *5
『Rumble 〜バンカラ夜叉姫〜』(ペンギンワークス) *6
『群青の空を越えて』(light) *7
- 「非ハッピーエンド傾向」作品 12作/22作
『Forest』(Liar-soft) *8
『腐り姫』(Liar-soft) *9
『ぶるまー2000』(Liar-soft) *10
『CARNIVAL』(S.M.L) *11
『ねがぽじ』(アクティブ) *12
『天使のいない12月』(Leaf)
『このはちゃれんじ!』(rouge) *13
『サフィズムの舷窓 〜an epic〜』(Liar-soft) *14
『パンドラの夢』(ぱじゃまそふと) *15
『アトラク=ナクア』(ALICESOFT)
『Destino』(BLAZE) *16
『行殺♥新選組ふれっしゅ』(Liar-soft) *17
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数えてみたら、まさか半分よりも多いとは…*18。しかも「ハッピーエンド傾向」作品には、恋愛を本質としていないような作品もあるし。
「なんで私はこうなのか」は…また次回に。
*1:私の中では、最もこの傾向が強いのは、この作品。
*2:いちおうこっちに。ただし、この作品を作ったのは、「超絶対ご都合主義的恋愛妹アーカイブノベル」を作ったチームだ。
*3:これはガチ。最後に走る知裕の姿に拍手。
*4:最後のエンド、あの一つだけだと思うけど、それが全て。
*5:こっちだよ!
*6:それを描こうとしている作品ではないような気もするけど。
*7:これも、グランドルートではそっちのけだけど…。
*8:少なくとも恋愛に関しては、そう。
*9:簸川樹里だけじゃなく、蔵女や他のヒロインにも「幸せな結末」は与えられない。
*10:たぶん、もっとも孤独なエンドを迎えることの多い作品。あゆみエンド「卒業写真」、血走エンド「キミハナク」、Bエンド「あの頃」、いずれも常葉愛は「結ばれない」。
*11:一見すると…だけど、この作品を「ハッピーエンド」と言うのは難しいなあ…。
*12:やはり、「最後」は香澄エンドと見るべきなんだろう。
*13:トゥルーエンドには解釈の余地があるが…。
*14:少なくともこのリメイク作に関しては、メインヒロインは鼎さんと見るべきだろう。
*15:最終章こそが持ち味。
*16:ブラン&フレイもさておき、それはもう一人のヒロインにも通じる。
*18:主因はライアーの5作品なんだが。