私は「関西」派

『群青の空を越えて』レビューを書きました。
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今まで、いろんなレビューを書いてきましたが、こんなに説教臭いレビューは初めてです。
昨日一昨日の日記からは信じられないかもしれませんが、とりあえず名作判定です。ですが、私のこの作品の褒め方は他の人の考え方と全然一致しないかもしれません。少なくとも、あの作品紹介に描かれていることは、ほとんど褒めていません。ちなみに、こんなに「好きじゃない」名作は初めてですよ(笑)。
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この作品、非常に天才肌な作品で、よく出来ているのですが、あまりに天才肌過ぎて「正しく読まれない」可能性は非常に高いと思います。
ErogameScapeのコメントを読みましたが、「危なねえなー」って感じる感想が多いんですよ。この作品自体は、戦争を肯定していません。ならもっと素直に否定すればいいのに、その一歩先へ行こうとするから、余計にわかりにくい作品になってます。そこまで付いていける読者がどれだけいるのか(特に学生に)、けっこう不安です。
むしろ、あの作品紹介を読んで「不満」を覚える人の方が、この作品は向いていると思います。
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それにしても、今年下期(ここでは7〜12月の意)に購入した新作は『SWAN SONG』『パペットプリンセス』『鎖−クサリ−』そしてこの『群青の空を越えて』。いずれも「読み応え」があって、同時に「誤読」(私的に言えば)され易い作品ばっかり…。