「おとぎ話」 AM11:00

群青の空を越えて』(light)中間感想③です。
夕紀&圭子ルート終了。
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うおお、本当に本当に、段々良くなってきた…。
「構成」は、ちゃんと考えて作ってあるんだな。
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最も戦わないルートが最もイイというのが、この作品の根本なのかもしれぬ。戦争の価値そのものをストレートに問うこの二人だからこそであろう。
となると、しっかりとこの二人のルートを先述の三人のルートクリア後でないと進めないようにしている点には好感が持てる。人はどうしても後半の印象が強くなるし、前半のシナリオを「高く評価してしまった」人に、このルートは大きな意味を持つだろう。
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このシナリオで、夕紀や圭子もさておき、美樹に、「愚痴」をこぼさせたことには大きな意義がある。
この作品は冒頭から戦時であり、「戦端」は描かれていない。それを担った美樹という登場人物の「本音」は非常に重要だ。これまで描かれたように、彼女は、戦争犯罪人であるのだから。