『鎖−クサリ−』(Leaf)途中経過①11:30

とりあえず、一つエンドを見ました。ま、それ以後、攻略で煮詰まってるんですが(涙)。
ほぼ期待通りのレベルです。
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ネタバレはやめた方がいいジャンルなので、以下はコンプ後にでも。
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Laef製作という時点で予想されていたことだけど、レベル高いなあ…。
「萌えゲー」で「陵辱」をやるということはこれまで禁忌とされてきた意味合いが強いと思うんですが、このゲーム、これでも「萌えゲー」なんですよね。これだけ陵辱をやってもなお。「萌えゲー」、つまり、ヒロインと主人公を如何に魅力的に描くかというコトに、このゲームは全方向性を傾けていると思います。
そこが、『螺旋回廊』との最大の違いかな、と。アレは、ヒロインへの感情移入をそんなにしようとしてません。『君望』を出すのが正しいのかはわかりませんが、ageってチームはそんなに製作者自身がそんなにヒロインを愛でてないような気がします。なので、「陵辱」にどうしても傾いていきます。
でも、このLeaf(というか枕流氏か?)は、そんな「萌えゲー」としての要素を損なわないまま、サスペンス&陵辱を書こうとしてます。むしろ、サスペンスの方は、謎解きと整合性に固執するようなコトを避けるために(?)、わざとシンプルにしてるのではないでしょうか?
むしろこのゲーム、サスペンス的な伏線よりも、登場人物の感情的な伏線の方が映えてます。私は、そっちの方が大事だと思うんです。
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私が見たエンドは、恵のエンドでした。
このエンド、結果的に救助が来て全員助かるんですよ。でも、ハッピーエンドではありません。それは、「恵が救われてないから」。この物語は、サスペンスを主題としてませんので、助かった=ハッピーエンドではありません。むしろ、萌えゲーの本質的な、「如何にヒロインと主人公が幸せになるか」を要求してます。
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恵というキャラクターは、もの凄くよく描けてます。枕流氏が、人の感情の襞の細かなところまで書けるライターだというのは『ねがぽじ』でわかってましたが、それがベースにあるからこそ、それは可能なのではないかと。
サスペンス的にはシンプルと先に書きましたが、途中から、私は「恵は犯人側でないとダメなのではないか」と思っていました。そこを、恵というキャラクターを反転も変容もさせずに、しっかりと筋立てて描いたことには拍手。
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最後に…ここまで来ましたが、まだCGは半分も埋まってません。最初は「あっという間に終わるんじゃないか」と感じた部分もあったんですが、全然そんなことはないみたいです。