遅い、遅すぎた

絢爛舞踏祭」 http://www.kenran.net/index.html
最近、すっかりコンシューマにはご無沙汰なのだが、ちょっと気になる作品を知る。久しぶりにPS2を取り出そうかとも考えたが、結局は保留としました。
ああ、大学生の時にこーいう作品があったらなあ…。

絢爛舞踏祭の最終目的〜100年の平和〜
プレイヤーは「OVERS・SYSTEM」によって、この世界にゲームという媒体を通して介入している、いわば異分子と言える存在です。介入先であるこの世界を、プレイヤーとOVERS・SYSTEMの世界への介入がなくなった状態で、火星、地球などの太陽系及びその辺境銀河に100年の平和を約束する事が、このゲームの最終目的となります。プレイヤーの介入先は火星独立軍唯一の戦闘潜水艦「夜明けの船」。そこで1クルーとして生活します。たった一人の人間しか扱うことが出来ません。これまでに培ってきたゲームスキルやセンスをフル活用して、この不可能とも思える状況に打ち勝って下さい。

これにすっごくそそられたんですが、思い止まったのは、「それなら私はもっと真面目にこのリアル社会で何かした方がいいんじゃないだろうか」って悲しい現実感でした…。
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おそらくこの作品は、「100年の平和を約束する」ことは可能なんですね?完璧にそのルートを辿れば、それは可能なんですね?そう考えるとちょっと興醒めしました。
「東アジアに100年の平和を約束する」ことは可能ですか?遥かに狭い世界になったはずなのに、こう書くととても無理に思えます(涙)。それが「極めて困難」なのが、リアル社会の厳しさであり…面白さでもあります。ここには決まったルートなんで絶対にありません。リセットボタンもありません。セーブ&ロードも出来ません。「一回限り」で、「もしかしたらそんなエンドはどこにもないかもしれない」道を歩まなきゃなりません。それがまた仮想の世界じゃなく、現に外務省あたりの人間が実際にやってるワケです。
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「今の私」が、このゲームをやるのは間違ってるんでしょう。
繰り返しますが、まだ社会に出る前に、私はこんな作品に出逢いたかった…。そうすれば…楽しめたのだろうに…。