その後

思えばまだ『School Days』のレビューを上げてから2週間しか経ってないのですね。
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私は本文にも書いた通り、あんな感想を書く人は私の他にはいないだろうと思っていたのでした。予想としては、「ふざけんな」で終わり(笑)、そういう作品として見られるだろうなあと思ってたのです。
ですがその辺、私の目論見は甘かったようです。意外とこの作品の人物描写を客観的に突き放した感想を書く人が多いですね。私が見ても「そうだなあ」と思う感想が多いのです。コレがいいことなのか悪いことなのかはわかりませんが…。
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この作品、よく考えれば、「テキスト」が一つも無いのです。
にもかかわらず、(主人公を除いた)登場人物がどのように考えそれゆえどのように行動するかがキチンと描写されています。私はアニメを見ない人間なので一概には言えませんが、ここまでの「描写力」をテキスト無しで可能にしたという事は、この作品の製作者としては成功だったのではないかと。
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この作品、「評論」すればするほど褒めたくなります。ですが、実際の読後感は最悪です(笑)。それを狙ったかのような感じすらあるから微妙なんです。