コレを考えた人は得点稼ぎのつもりか、もしくはただの馬鹿だ

神奈川県がゲームの販売規制へ(読売新聞)。
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笑った。
なぜなら、この方策、理念はともかくとして、何の役にも立たないから。
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これをやっているのは「神奈川県」なんですよ。
私のような北海道という「島」の住人は、そう簡単に他県へ行けません。ですので、こうやって特定の作品を締め出せば、入手が難しくなるという点で非常に効果的です。でも、「神奈川県」でしょう?人口の大多数は、横浜・川崎地区に住んでいるワケでしょう?それなら、フツーに東京へ買いに行けばいいじゃないですか?そもそも通販もありますし。
そう、「神奈川県」は、この動きを国に陳情しているワケではないのです。この辺が、「自分の県はそんなモノを発売していない。事件が起きたとしても、それはそんなモノを売った他都県が悪い」と考えているんじゃないかと疑いたくなります。責任逃れですね。
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あと、これって、つまりは暴力的描写のあるコンシューマのゲームはエロゲ陳列コーナーに置けってことですよね?これ、買う奴は構わずエロゲ陳列コーナーに入ってきますよ?それまでエロゲの存在を目にすることのなかったコンシューマゲーマーを、エロゲ陳列コーナーに入れるんですよ?それで、いいのですか?
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この運用は神奈川県の役人の自己満足に過ぎません。
何せ、エロゲはどうやっても今以上に規制できませんから。
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ここから真面目な話。
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「ノコギリ」と言えば、今では『School Days』の言葉エンド「鮮血の結末」が思い出されますが、あのグロシーン(そんなに凄いモノでもないのだけど)を見て、他人を傷付けるような影響を受けるプレイヤーは絶対に居ません。断言します。
そもそもそこへ至るまでの過程を見れば、「いじめ」がどれだけ残酷で、どれだけ「"いじめる方"にとって危険な行為か」を理解せざるを得ません
逆にいじめられる方としても、あれだけ極端に「形にする」ことは、かえって自分を客観的に見るきっかけになると思うんです。
私はあの結末を「必然」と書きましたが、この作品はそれだけのモノを積み上げてきてます。だからこそ、一見するとトンデモに見えるこのシーンには、意外と浮ついた感じはありません。
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このように、「過激」なシーンは、意外にも真面目な話を書けるのです
それだけのモノを、この9人の審査官は読み取れるのですか?
一つの作品を隔離するのなら、少なくともこのレビューサイトくらいは(笑)「排除する理由」を明確に書いて欲しい。どのシーンがどういう理由でどういう危険性があるから駄目なのかを。おそらく、本当に何百本ものゲームをプレイした審査官がそこまでその理由を書いた文章って、私達のようなディープなエロゲーマーに読ませればかなり面白いはずです(笑)
勘違いしてもらっては困りますが、エロゲレビューサイトですら、理由無く「駄目」とただ批難するのは許されないんですよ?客観性を持たないんですよ?