『ゆのはな』コンプ

ゆのはな』(PULLTOP)をコンプしました。
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なので…レビューを書こうかと思ったのですが…書けん!!!
昨日までの日記で書いた通り、この作品は非常に細かい作品です。あえて大味な事件を起こさないところが最大の魅力なのだと思います。なので、その分レビューも緻密に細かく表現しなければこの作品の評価には適さない思うのです。それが…なんとも難しい。
4人のヒロインのシナリオが、なんとも方向性がバラバラなんですね。ただし、「ゆのはな」(ゆのはシナリオ)が他の三人のシナリオを終えなければ進めなかったり、他のヒロインのシナリオで他ヒロインの伏線を踏まえたりしてます。それがまた、レビューとして書きにくい一因でもあります。例えば、椿シナリオ。あれが無いと、この作品は肯定できないんですよ。それを支えるのはわかばシナリオで徹底して描いた日常描写です。ですが、椿シナリオのオチ自体は『らくえん』に比べるとどうしても弱いのです。また、わかばシナリオの執拗な日常描写は最初にプレイした印象としてはやはりクドいんです。ですが、この作品を最後まで終えると、あの日常シーンが椿シナリオの展開を下支えしていて、それが作品全体の構成を「肯定」している…そんな感じなのです。それぞれがそれぞれを補完し合ってる…のですかね。
こんな作品の評価を文章にするのは…もうちょっと時間がかかりそうです。
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評価としては、まあ良作レベルですかね。もうちょっとずつ洗練できたような気もするのです。個人的には、『お願いお星さま』の後ですので、エロの使い方をもうちょっと練り込んで欲しかったなあ…と。