我ながら、文章長いなあ…

まずはsimulaさん、コメントくれてサンクスです。
 :
何処へ行くの、あの日』(MOONSTONE)
この作品、もちろん知ってます。そして、如何にも私の好きそうなタイプです(笑)。なんですけど…実は、この作品は「意図的に回避」しました。
なぜなら、私は『腐り姫』(Liar-soft)に最高の評価を与えてるワケで。以下、『腐り姫』についてのネタばれを含みます…。
 :
 :
「義妹」・「殺人」・「タイムトリップ」、これらのキーワードは『腐り姫』とちょっと重複しすぎです。この作品を私がプレイしたら…『腐り姫』との比較の話で終わってしまうような気がするんです。特に、『腐り姫』を越えられなかった場合に。『腐り姫』を越えるということ=「私の過去最高傑作になる」という意味ですので、それがトンデモなく難しい話だということはご理解いただけるでしょう。
私の中で『腐り姫』は本当に強いです。
「妹」の描写においては『腐り姫』の右に出るモノは絶対に現れないと思ってます。この作品は「実妹であるがゆえ」の物語ですから。一方、潤はまさに対照的な「義妹」として描かれてますし、「そこの意味を問う物語」です。
それに伴う、エロシーンの意味の深さ。そしてそれを支えるBGMの素晴らしさ。舞台となる「とうかんもり」の雰囲気構築の巧みさ、これらが全て高い次元で融合した、ライアー渾身の一作だと思ってます。
 :
ちなみに『腐り姫』の「世間的欠点」、それは終盤の展開と言われてます。でも私はその展開を受け入れられましたし、むしろ演出上の上手い技法だと思ったのですが…そうは感じない人は結構いるようです。(なお、私も第一印象では「飛躍」を感じてました。作品全体を振り返って「物語の中心は何か」って考えた時に、「上手いな」って思ったんです。)
 :
もちろん、『何処あの』と『腐り姫』の順序は人次第になるんでしょうが、たぶん、どっちを気に入った人であっても、それなりに比べてしまうような気がします。それって、結構お互いに不幸だと思うんですよ。それぞれがそれぞれの足りない所を示してしまうワケで。
それこそ、『腐り姫』を評価した私が『CROSS†CHANNEL』のループの描き方に納得できなかったように…。この頃は、似たような理由で『3days』(Lassの方)も回避しました。プレイ済みが増えると逆に難しくなるのってあるんですよね。