時代の流れ

ドラクエ8が明日発売になるという。実は興味ない(笑)。
朝日新聞に「ゲーム全体の売り上げが年々落ちている」「ベンチャーが参入するには厳しい状況」とある。まあ、このHPに来ている人ならすぐわかるように、まったくわかってないねえ。(もちろん、アキバ系まで完全に押さえている新聞社があればそれはそれで恐い)
この「数」に、パソゲーはもちろん入ってない。その大多数がエロゲーであることも彼らは知らないが(笑)。11/23の日記でも書いたが、もはやコンシューマは限界なのだ。「レベル上げ」に熱中した時代は終わり、単純に一昔前のゲーム世代が成人した結果、それが必然的にギャルゲー、そしてエロゲーの領域へ踏み込んでゆくのは明らか(笑)。もっとも、少年世代は彼らは彼らで独自のジャンルとハードをも手に入れている。
エロゲーは類似化も確かに酷いが、野望次第ではどんな作品も作れる分野でもある。何度も挙げるが『Forest』(Liarsoft)のような作品を他メディアで作れるか?絶対無理。
ハードがPCに移行したため専用機種が不要になり、同時に表現の限界も大きく広がっている。(反面、機種依存の動作不良や、ネット経由でパッチを配布できることによるバグの大量発生も起こっているが。)
そもそも、今や吉里吉里でいくらでも自作の作品を作れる時代である。「とらのあな」「メロンブックス」の全国展開はその意味で大きな意義を持つ。TYPE-MOONの成長は、もはや「プロジェクトX」級の物語ではなかろうか(笑)。
もちろん、エロゲが誰にも認められるようになったら、それはエロゲ界の死をも意味するだろうなあ。そんな汎用化されたエロゲが面白いとは、とてもじゃないが思えないから。