エロゲ以外の、アニメなどいわゆる萌え系の他メディアには全く興味をそそられない人間の戯言

たまに、他の方の記事を引用します。bmp_69さんが書かれていたこの記事。同感ですね。
私は私のことしかわからないので私自身の話しかするつもりはありません。んで、とあるところで、私が「萌えゲ否定派レビュアーの代表格」と称されてましたが、自分の自覚が無くとも、この指摘は正しいんでしょうね。
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私は、先にも書きましたが、「書き手の意図」に拘る人です。どちらかと言えば、その作品を「作り手がどう思おうとも私はこう考えるんだ」っていうよりも、「ああ、この人はこういう風に作ってるんだ」と受け止める方です。
それはエロゲの登場人物にそのまま反映してます。私は「登場人物の意図」を大きく踏まえます。それを最も書いているライターこそが、今ハマっている枕流さんというライターであることに疑いは無いと思います。
枕流さんの面白さは、いわゆる「萌えゲー」ではなかなか理解されないんじゃないかと。『ToHeart2』の委員長シナリオで最も深い科白は、「あたし、全然いいコじゃないんだよ」だと思います。そしてこれは、先の『Destino』におけるビアンカの独言である「…私は悪人だな」と共通します。その背景に在るモノもまた、共通すると思うんです。もっとも『ToHeart2』は、そこまで読まなくても「萌え」れる作品に仕上がっていると思うのですが、私としては、その「背景」を読むからこそ面白い。
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萌えゲーの楽しみ方って本能的ですよね。理屈なんて必要ありません。つうか、萌えゲーのレビューって書けません。「萌えました」それ以上に書くことなんて無いです。むしろ、「読む」手間を惜しむべきなんでしょう。
そういう意味でも、日本で有数の長文レビュアーを自覚する私が萌えゲーに転ばないのは、ある意味必然だと思ってくださいませ。
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別に、本能的に…自分の意に沿うモノだけを求めてエロゲを味わうのも、特段悪いことだとは思いません。それは、多かれ少なかれ在ること。『オルタ』の混乱も、一ヶ月も経たずに落ち着いてしまったじゃないですか?別にそういう見方を排除しなくとも、時が然るべきポジションに導いてくれると思うんです。
むしろ、他人の感想なりレビューを参考にしようとする場合は、それを踏まえて読めばいいだけの話ではないかと。そこに労力を割かないで地雷を踏むのは、自業自得ってモノです。