パリは燃えているか

間違っても『サクラ大戦』の話ではありませんので…。
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まず、NHKスペシャル「映像の世紀」オリジナル・サウンドトラックが届きました。
いやあ、やっぱ凄いわ。
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私は耳音痴を自覚していて、いわゆる音楽的な良し悪しというのはよくわからんというのが本音です。気に入ったのはイイ、そうでないのはイマイチ、そういう風にこれまで考えてきました。しかし、なにせ、私はいわゆる「BGM」をもはや150作以上耳にしてきたわけです。そうした中で、私の経験値は僅かずつながら積みあがっていたのかもしれません。
素晴らしいんだ、このアルバム。その150作以上のエロゲをあっさり凌駕してみせました。これに並びかけるエロゲ曲は、さすがにほとんど無いでしょう*1。なにせ本当のプロの話*2ですから。
映像の世紀」のオープニングテーマ「パリは燃えているか」は、何度聞いても鳥肌が立ちます。

*1:「無い」とは言ってません。「ほとんど無い」んです。

*2:とはいえ、フォローするなら、エロゲ音楽家は自分のペースで作品を作るわけではありません。締め切り、求められる作風、予算、それらを総合して、自分が描いた訳でもないグラフィックと自分が書いた訳でもないシナリオに合わせた音楽を作らなければならないわけです。それはトンデモなく大変な所業だと思います。しかも、エロゲ一作で20曲近く。それを、多ければ年に数十作は作るわけです。正直なところ、よく、全部違う曲を作れると思いますよ。それでいてなお私に褒められるNoBrandSoundsとかBenさん(私の殿堂入り作品全ての音声を手掛けたイエローテイルのプロデューサー。『らくえん』では曲も担当している)とか、凄いことをやっていると思いますよ。もっと評価されてもイイのかも。そんなに陽が当たるポジションでもないですからねえ。