ヲタの壁

私がそもそもなんでエロゲレビューサイトを作ったか、いや、なんでそれまであった書評サイトからエロゲのコーナーを分離したのか。
そこに、一人でもエロゲをやる奴を増やす…という目的があったことは決して否定できない。たまに「このサイトを見て〜を買いました」というカキコがあって、それはそれで嬉しいのだが、私が本質的に理想としているのは、「このサイトを見てエロゲを始めました」なのだ。アニメにも同人誌にも興味を持たない(今もそう)私にヲタの自覚はもともと無かった*1。このサイト、もともとヲタ向けに作ったモノでないのだ。
しかし…その一般人勧誘の成果は、散々たるモノだ。私の周りの本当にコアな友人の何人かにも勧めてみたが、そいつらはそいつらで自分の世界を持っており、未だに私の新規勧誘数はゼロ。
私がこの日記に、仕事や社会問題について書くことがあるのは、9割方が自分の書きたいことを書いている結果なんだけど、残りの僅かな部分に、「別にエロゲヲタだからといって常人と何が違うということも無い」というアピールが含まれていることは事実。
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エロゲーマーというのは世代が狭い。
もちろん本格化してからまだ時間が経っていないこともあるとはいえ、18禁であり、同時に、必然的に結婚生活と相性が悪い以上、今後何年経っても、年配者が手を出す趣味だとはあまり思えない。せいぜい10ちょっとの世代がひしめき合っている。
この少子化の時代の中、引退と新入の入替だけではパイの拡大は望めない。流石に団塊の世代を巻き込むわけにはいかないし(笑)、本気でやるつもりなら、20代自称一般人を巻き込むコトは避けて通れない道なのではなかろうか。もちろん、危険性も高いけど。

*1:それを得るのは第87作目『らくえん』プレイまで経過する。