オフィシャルHP論

エロゲーを購入する際、何を参考にするかというのは種々あると思います。レビューサイト、2ch、ErogameScape、各ポータルサイト、等。ですが、意外と、メーカーのオフィシャルHPってのは、重みを置かれていないような気がするのは気のせいですか?当たり前だからって言ってしまえばそれまでですが(笑)。
オフィシャルのHPってのは、「プレイをするにあたって最低限与えられるべき情報を最も的確に表現する場」です。ここにある情報は、ネタバレにならないんです。
え?オフィシャルHPなんて美辞麗句の集まりじゃないかって?その通りです。
でも、どういう風に自分の作品を褒めるかということにも、センスというのは如実に現れます。例えば本編がシリアスな設定に見えるのに、サイトではどーにも軽くおちゃらけた萌え絵ばかりだったりすると、やっぱり本編は軽いんです*1。スタッフルームの何気ない一言で、テキストのセンスや彼の持つ人間性、その作品に対する姿勢までも垣間見えることがあります。そこを見極めるのがエロゲーマーの腕の見せ所ですよ。
だって、自分達の作ったエロゲーが売れるような下心をもって、ウイットとギャグを交えて演出を練り込んで作品紹介をするくらいのメーカーは、本編もちゃんと作れると思います。ステロタイプな作品紹介をしないメーカーが作った本編は、やっぱり常識に囚われないんじゃないでしょうか。作品の欠点を取り繕うことのできるスタッフの作ったエロゲーのアラは、やっぱり目立たないんじゃないでしょうか?
逆に言えば、商品を売るためのHPでロクにセンスを示すこともできず、ありきたりなスタイルから脱却できないメーカーは、やっぱり、何か足りないんじゃないでしょうか。
もちろん、妄信は危険ですけどね。(製作者と広報が異なることがありますし。)
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こういう私は、各ブランドのHPで相当数のエロゲの作品紹介を目にしてきています。
その中でも最近ではピカイチの部類に感じたのが『IMITATION LOVER』(light)の作品紹介。とりあえず、通常の5倍の文章量が要求されるモノをあえてやってくる点が◎。
それにしても、lightって、先の『群青』といい、こんな「変わったこと」をやってくるブランドだったかなあ…。

*1:この間けっこう酷く書いたあの作品のことです。あれはまあ、前作のこともあるし、あのHPを見て買った俺が悪いなあ…。