こんなエロゲを作ってはいただけないでしょうか(少数意見)
私にとってどんなエロゲが理想的なのか考えてみました。ヒロインとかシナリオとかになると流石にキリがないので、システムとか構造とかの外形的な要素に限ります。ついでに、当たり前のようにノベルゲー限定です。
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- 攻略ヒロイン数:理想は一人。少なければ少ないほど良い。
これは前にも書きましたが、本音。今のエロゲの多くは、一人のヒロインで一つの物語を作れるほど、ヒロイン像や主人公との関係を煮詰められていないと思う。
- エンディング数:当然ながら理想は一つ。少なければ少ないほど良い。
これも本音。今のエロゲの多くは、一つのシナリオで一つの作品を作れるほど、構成やテーマを煮詰められていないと思う。
- 初回プレイ時間:6〜8時間程度。
かなり短い方だと思います。一つのシナリオならこれくらいが限界でしょう。
- 一つのシナリオあたりのプレイ時間:5〜7時間程度。
上記と同じ理由。
- 一つのシナリオにおける選択肢の数:0〜5個程度。
無くてもOK。少なくとも、シナリオの続きを読みたいのに、攻略に手間取らされるのは勘弁して欲しい。それと、その選択肢の存在に理由が欲しい。「赤を切るか青を切るか」みたいなノーヒント選択肢じゃなく、シナリオを読み込んでいけば正解が即座にわかるくらいの。あるいは、後から思い返して「あそこでこっちを選んだから今に至るのか」と納得がいくモノを。
- ヴォーカル曲:あるに越したことは無いが無くても困らない。
ヴォーカル曲はどのメーカーもそれなりに力を入れている分、最低でもそれなりには聞ける。ただ、歌詞が本編と矛盾してたりするのは勘弁。
- BGM:日常シーンとエロシーンをちゃんと作って欲しい。
最もワンパターンになりがちなところなので、腕の見せ所。
- 女性ボイス:最近はあった方が良いと思うようになった。
昔は不要論者だったんだけど。最近は音声レベルも高いし、声優もみんな上手いと思う。耳音痴の私には本当の意味での上手い下手はよくわからんが、声優の技術よりも製作側の演技のイメージ伝達の方が、出来不出来への影響は大きいと思う。
- 男性ボイス:ON・OFFの切り替えはやっぱり欲しい。
女性ボイスで「聞きたくない」ってのはまず無いが、男性はたまに在る。あと、流石にエロシーンでは要らない(笑)。
- ボイス周りのシステム:「クリック押下時にボイスをカットしない」システムが欲しい。
私、クリックのタイミングが早い方なので。
- オートモード:クリック押下と併用可能なモノであれば欲しい。あと、ウェイトのタイミングは相当早いモノを用意して欲しい。
上記のように私のクリックのタイミングは早い方で、大抵のオートモードは遅すぎる。必要に応じてクリックで進むことができて、それでもオートモードが解除にならないシステムを希望。
- フォント:特に希望はないが、メーカーで決めて欲しい。
フォント選択式はやめて欲しい。行間とかマルチに対応させるせいで不自然なことがあるから。
- セーブシステム:特に希望なし。オートセーブは要らない。
あと、出来れば、セーブデータをまとめて一つのファイルにするのは勘弁。退避させることがあるので。
- セーブ数:多ければ多いほどよい。
当たり前ですね。全選択肢を網羅できるだけは最低限無いとダメ。
- バックログ:音声再生機能希望。
私はクリックが早過ぎてボイスを聞き逃すことがあるので…。
- スキップ:可能なら、低速・高速・瞬速の三段階希望。
低速なスキップはつまんないテキストをそれで読むから(爆)。高速は普通の使い方。瞬速=次の選択肢or未読までの瞬間スキップも再プレイ時用に欲しい。
- エロシーン数:抜きゲーなら限りなく多く、そうでなければ無くても良い。
前者はそのまんま(爆)。後者については、意味のあるエロシーンじゃなければ要らない。シナリオゲーに意味の無い場面があると私はけっこう萎える(性的な意味じゃなくてw)んだけど、エロゲーにどうしても不可欠なエロシーンは、意外とその罠に陥りやすいから。
- 回想モード:抜きゲーならエンドも含めて全エロシーンを。シナリオゲーであれば、非エロのシーンも入れて欲しい。
前者はそのまんま(爆)。後者については、長いシナリオになれば特に。
- CGモード:見れればそれで構わない。
全然使わないし。
- 音楽モード:非アクティブ時の起動が可能なら要る。
非アクティブで止まったら、意味が無い…。
- ディスクレス:抜きゲーなら絶対禁止。そうでなければ…構わないよ。
抜きゲーは唐突に需要がやってくるので(爆)、その時にディスクを探す羽目になるのは勘弁。なのに抜きゲーの方にディスクレス不可は多いんだよなあ…。シナリオゲーは、基本的に、一回に時間をかけ気合を入れてプレイするので、ディスクを入れる手間は相対的に減る。中古市場やP2Pへの流出の防止等、メーカーがそれをやる必要性は理解できるし、これが最も価格転嫁の少ない手法だとも思う。
- スタートへのショートカット作成:欲しい。
今時コレが無いのはビジュアルアーツくらいだろ!!!
- デスクトップへのショートカット作成:要らない。
私みたいなエロゲーマーは、コレをやるとあっという間に埋まります(笑)。
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そういうワケで、エロゲメーカーの方々、よろしくお願いいたします(笑)。
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さてさてさて、では、私の経験したエロゲの中で、これらの要素を最も満たしているのはどれでしょうか?集計を取ったワケではないのですが(汗)、『お願いお星さま』(PULLTOP)でしょうか。
ヒロインは多いですが本当の攻略対象は二人。エンドは限りなく一に近い。BGMはノーブラがなかなか強い平時の曲を作ったし、クリック押下対応のオートモードを持ってる数少ないエロゲ。エロシーンの存在がテーマそのものであり、ディスクレス可。その他もろもろ。
なるほどねえ。