宣言失敗

『ぼーん・ふりーくす』レビューを書きました。
三時間で終了ということからもわかるように、私はこの作品のRPGパートを全て吹っ飛ばして回想モードを見て終わりにしました(爆)。もっとも、ちゃんと非エロなシーンの回想も用意してあるあたりはライアーソフトの経験値の賜物でしょうね。
実は意外と…と言っては失礼ですが、昔のライアーっぽい作品でした。睦月たららが戻ったからかもしれませんが、笑える日常の中でシリアスを描くってのは彼らの十八番だったはずです。テキストの力はかなりのモノ。
ま、睦月氏が先に作った『サフィズムの舷窓』に似て、全体の統一感が今一つな感はあったんですけどね。『an epic』が出る日は来るのか(笑)。それにしても、どーしてRPGにしたんだろうか…もしくはどうして『じゃんまげどん』みたいにパスできるようにしなかったんだろうか…。
先に書いた通り私はこの作品が「絵買い」だったので、その点では満足でした。ウラシルは可愛かったよ〜。
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実は、ここだけの話、この『ぼーん・ふりーくす』を始めた理由は、昨日のライアー新作『サルバとーれ!』の体験版が私にとってあまりにイマイチだったことでした…。二月にコレを出すの?なんで三作もゲーム性を持つ作品が続くの?シナリオで作品を魅せようとする気はもう無くなったの?それにしたってこのテキストのレベルは…。
正直なところ、この『ぼんふり』を終えたらライアーソフト引退宣言をしようかと思ってたんですけど(本気で)、この作品が意外と残された底力を垣間見せたので…またズルズルと行くことになりそうです(笑)。もちろん天野作品『サルバとーれ!』は買いませんけどね。