「いつもの」

エロゲには様々な要素がありますが、それ単体がどれだけの割合を占めているのかというのはなかなか難しい問題です。それを見極めるには、その一要素に特化した作品に触れることが一つの手段になります。グラフィックに特化した某湘南物語やシナリオの存在しない萌えゲー『青い鳥』などがよい例ですね。
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さて、今回は、「テキストしか存在しない」作品です。かといって単なる小説では、この作品は表現できないと思うのですよ。童貞少年とダメ親父を書かせたら右に出る者はいないライター・荒川工(あらかわたくみ)氏の『てこいれぷりんせす!』。テキストだけで誰が書いているのかわかるライターって、この人以外にはいないだろうなあ…。