最早、私はアンチと言える存在なのだろうか?

Game-Styleの問題企画(?)「居酒屋対談 時間のムダ第10回」
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うおおお…NoBrandSoundsを切ったのはやんばる氏なんだなあ…。
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今回、彼が敗北を認めているので今更どうこう言うのもアレなんだけど、今回は特に彼が言っていることの理由が全然わからない
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まず、ライアーソフトにそれほど関わっていない人のために補足。

「山原 久稲」(やんばる くいな)氏は現・ライアーソフト代表。この人が代表になったのは…『LittleLittleElection』の後くらいか?ずっと広報をやってた人で、例えばFC通販が届かないってメールを出すと、この人の名前で返信が来てた(私の場合は文面は丁寧だったし早かったよ)。基本的に、シナリオも書かず画も描かないヒト。作品の中身の監督的立場もあまりやってないようだが、この「時間のムダ」を読む限り、製作総括的立場には在るようだ。
NoBrandSoundsとは、旧「雑音工房Noise」時代も含め、『AngelBullet』以前の全ライアー作品のBGMを製作してきた音楽集団。昔はライアー専従状態だったが、最近は『お願いお星さま』『ゆのはな』のPULLTOP作品も担当。
しかし、『SEVEN-BRIDGE』でライアーはElementsGardenを使用。『メガラフター』はノーブランドサウンズに戻ったが、何故かカタカナなのが気になる…。新作『ぼーん・ふりーくす』にはまだ記載が無い。
NoBrandSoundsは、ちょっと前にホームページを持っていたが、大した更新もされぬまま閉鎖(涙)。しかし、そこに記載されていた住所がライアーソフトと同じだったことから、同資本の関係にあると思われる。

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やんばる氏「今までは半身内の甘えた発注しか経験がない」「それだとこっちも相手もグズグズ」

以上の通り、ライアーをよく知る人なら、やんばる氏がNoBrandSoundsのことを言っているというのは想像に難くない。これ、すごく失礼な発言ですよね。「グズグズ」だったのはライアー側も同じはずなわけで、それを、今や「外」で仕事している集団に対して公けの場で言うってのは、どういう神経なんだろう?そう思うなら、まず自分達の襟を正して、打ち合わせの場で彼らに言えばいいじゃないか?
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(声優がボーカルを兼ねること、その実力について)
やんばる氏「これも別にうちの過去がどうってわけではないので、と予防線を張りつつ…」

ライアーで有名なヴォーカル曲の一つが、みなみおねいさんが歌った「見つめて☆新選組」(『行殺新選組ふれっしゅ』)だろう。もっともコレ、旧版にもヴォーカルあり。
行殺ふれっしゅの頃は、まだやんばる氏は代表ではなかった。彼は広報をやりながら、あの「迷曲」(笑)をどう思って聞いていたんだか。ちなみに、みなみおねいさんの役はカモミール・芹沢。
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そして何より、彼が代表となってからの最大の大作のはずである『SEVEN-BRIDGE』の唯一のヴォーカル曲にしてエンディングテーマを歌っているのはジョエルを演じた声優・理多なんだが…。

やんばる氏「キャラクターがカラオケに行っているノリでね。それだったらアリだと思うんですけど」

でも、ジョエルはあんなキャラクターだから、この曲はジョエルの歌ではない。

やんばる氏「声優さんは演技のプロであって歌のプロではない」

じゃあどうして、理多だったの?…わからん。 
ちなみに『SEVEN-BRIDGE』のエンディングテーマ「マゼンタとシアン」は、下手だとは思わないが、特に歌詞は、本編と全然関係が無い…。
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やんばる氏「正直その、音楽屋さんが一緒にゲームを作るって考えられるのって大事だと思うんですよ」

今回の文章で一番理解し難かったところ。じゃあなぜ、『SEVEN-BRIDGE』のBGMの大半はElementsGardenの購入曲なのか。これまで、NoBrandSoundsは、ほぼライアー専従であり、同じ事務所の中で時間を共有して音楽製作に当ってきたのではないか?
『廃すくーる☆腐り組』(『腐り姫』のFC通販特典)には、『腐り姫』の中のBGM「腐り姫の伝説」「雨の午後の犬」の古いバージョンが収録されている。これも「曲」としては完成されていると思うのだが、手を加える中で、より「作品に合う形」になっていく過程が見て取れる。これと同じことが、ElementsGardenという「大手」相手に出来たとでも?
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というかですねえ…ライアー作品の高い評価の一要素は「音楽」ではないですか?特に、『腐り姫』と『Forest』の特徴的なBGMの多い二作品は、その音楽ゆえに作品の雰囲気を高めている…という、まさにこの対談で話された理想的な形…で評価されてませんか?
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私は『お願いお星さま』『ゆのはな』をプレイしたが、音楽について思ったことは「手堅く普通」。これはまあ、PULLTOPというブランドらしいところだけど、正直な話、ライアー作品でたまに見せる「突出さ」はあまり感じなかった。
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となると、ライアー作品で見せた「突出さ」は、その発注段階での差なのではないか。それなのに…どうしてElementsGardenからの購入という形態に?どうして、膝を突き合わして曲を煮詰めてきたNoBrandSoundsを切ったんだろう?それが、これまで評価されて実績があるはずにもかかわらず?
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私は、エロゲ曲の中でも「ヴォーカル曲以外」を恒常的に聴く作品は、『腐り姫』『らくえん』『Forest』この三作だけ。
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やんばる氏は、一方で「エロゲBGMの作品との融合」を理想としておきながら、もう一方で自分の嗜好に近い「BGMはBGMとして楽しむ」という方法についても触れている。
もちろん「BGMとしての味わい」=「作品としての味わい」になるのが理想的なBGMであるはず。では、『腐り姫』『Forest』の二作においても、それが出来ていないと、やんばる氏は判断したのだろうか?でなければ、NoBrandSoundsを切るという結論にはならないだろうから。
じゃあ、彼が代表として中心的に関わった『SEVEN-BRIDGE』は、それが出来ていたと考えていたんだろうか…。確かにあの作品の曲、単体としての良さは感じるが、「作品とのマッチング」はあまり感じられなかったのだが…。そういう意味で、やんばる氏の言っている通りなのか?
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私の中では、2月18日以来ずっと、ライアーソフトには黄信号が点り続けている。ううん…大丈夫かなあ…。