却下！

最近すっかりこんな感じなので(笑)、私もやっと郵政民営化を真面目に考えてみようかな〜という気になった。
http://www.jimin.jp/　（自由民主党ホームページ）
コレを見て、その是非を判断しようかと思ったのだが…「賛成」とも「反対」とも言えん。これは「却下」だ。
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会社の一部を切り離して別会社化しようと企画して承認を得ようとする時、こういう企画書を上げたら何て言われるだろうか？「資料が足りない、出直して来い」だよねえ…。
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この資料には驚くほど数字が無い。「340兆」それしかない。民営化した時のメリットをいくつかの需要パターンに分けて分析し、民営化しなかった場合と比較するという、普通の企業なら当ったり前の分析の資料すら、ない。
挙句の果てには民主党への再反論が中心に据えられていたりする。こういうのは質疑応答の背後に用意しておけばよいモノで、こんなに大多数に見せるように置くモノではない。
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で、ここからが肝心なのだが、いくら自民党といえど、「数字を持っていないはずがない」のだ。いくらなんでも、このシュミレーションをしていないはずがないだろう。
見せない理由はなんだろう？そんなにメリットが出ないのか、実はそんな数字持っていないのか、見せても国民は見ない・理解できないと思っているのだろうか？
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一番目と二番目は論外だが、三番目だったら嫌だ。
別に大多数に読まれなくても、大多数には真意が理解できなくても、それを示してさえくれれば、私達にはその「レベル」くらいは理解できるモノだ。考察が自分達より凄い高いレベルにあると思えば、それだけで政権を任せる一つの根拠になる。
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最早、「馬鹿正直」に徹することも、一つの「戦略」ではなかろうか？
マズい点はマズいと素直に認めると、見てる方は「キレイゴトばっかり言ってるワケでもないんだな」と思ったりする。そして、ライバルがそれを出来なければ(たぶん同じように出来ないだろうから)、かえってプラスになったりするはずだ。
とりあえず、全部見せてみればイイ。この辺、「相手の想像の一歩上」を突いてやると、案外簡単に「おお」と驚かれる(これは私がそうだからだけど)。そして、全部見せて、それを否定するなら、「答え」を出すのはもうこっち側の順番だ。
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まあ、郵政民営化は宮澤政権時代の日米合意項目らしいので(この時の郵政大臣が小泉氏)、拒否するとしても国民選挙が必要なんだろうなあ…。案外、否定してやったら政府は大義名分が出来て喜ぶのかもしれない。