言わなくてもいいことを言ってみる

私はAccessExcelの練習のために作った所持エロゲのデータベースを持ってます。もちろんデータは増える一方です。約二年半前にエロゲに手を出してから、所持しているエロゲは現在109本。エロゲに要した総費用はなんと542,807円です。
私はサラリーマンとして働いてますので、支払の方はなんとかなってます。むしろ時間の方がないですね〜。特に私はレビューに時間が無茶苦茶かかってますから…。
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それはさておき、私はこの109本のエロゲの全てを手元に置いています。昔は外箱を片っ端から捨てるという暴挙に出たこともありますが(笑)、今は全部保管。既に、ダンボール(大)が一つ満杯で、もう一つも半分以上埋まりました。ただ基本的に、自分から手放すつもりはありません。
私は昔から、ゲームでも本でも、「売る」ということをあまりしませんでした。この間の『リアライズ』、昨日の『はるのあしおと』のように、唐突に過去の作品がプレイしたくなった時に出来ないというのがイヤだからです。売って得られる対価よりも残しておいた方が価値が高いような気がします。
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さて、ここまで、何でこんなことを書いたのか、それは、2chのワレザーレビュアーをレビューするスレについてコメントしようかと思ったからです。
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ちなみに、ワレザーを肯定する意図はまったくありません。
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私は「レビューとは主観的なモノでしかない」ということを何度も書いてきました。
なぜなら、入手〜プレイの段階で、既に主観的な「選別」が入っているからです。それなのに、作品を客観的に書いても意味が無いと思います。本当に「評論」を突き詰めるなら、全部のエロゲを無作為にプレイするべきです。だけどそんなことをしても…面白くないですよね?
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要は、ワレザーレビュアーの一番マズいところは、こういうプレイの仕方を常に繰り返しているところです。「プレイヤーがリスクを負わない」でゲームをプレイする最大のデメリットが、「嗜好による選別が無い」ことです。
以前、ErogameScapeで、我慢ができなくなって他のユーザーのコメントに批判的なレスをしたことがあります。そのユーザーは、「絵が合わない」とその作品を評したのです。だって、そんなのはパッケなりHPを見ればすぐにわかるじゃないですか?なんでアンタは手を出したんですか〜?どういう答えを出すか見てると、どうやら「友人に借りた」とか。
この点、貸し借りもP2Pも同じです。そんな無作為にエロゲをプレイしたって、批判が生じるのは当たり前なのです。そんなレビュー…というよりエロゲのプレイそのものが面白くないのではないでしょうか?
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発売ラインナップを見て、「これは自分には合わないな」というエロゲはわかるんですよ。それをわざわざ、対価を払ってプレイすることはしません、普通は。わかってその作品を買ってつまらなかったら?それはつまり、私の『CLANNAD』のプレイの仕方です。
正直言って『CLANNAD』はその「予想していたつまらなさ」とは異なるところで受け付けなかった作品でしたが、もし、本当に予想通りのつまらなさだったら?それを作品のせいにして批判したら、間違いなくレビュアの勘違いです。
逆に言えば、「作品の選別の無い」「客観的な」レビューは未プレイの人には有効な場合があります。ただ、そこまで考えているレビュアなんていないはず…。
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あと、P2Pを語る上で欠かせないのが中古売買ですが、それについてはまたいつか。
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(以下、言い訳)
私の『CLANNAD』評がそういう意味で大いに失礼なのは事実です。ですが、『CLANNAD』そして『君望』は、やっておかないとどうしても私のレビュアとしての立場をはっきりできなかったことも事実なのです。いくらなんでも、この手のエロゲを全くプレイしていない人がどんなことを言っても説得力が無いですから。そういう意味で、実によく売れて評価もされたこの二作品だからこその話なのです。だからご勘弁を…。