いくら私のところではGWを過ぎてからだとはいえ、もう無理だろう

私はこれでもサラリーマンです。平日は帰宅するとだいぶ疲れてます。ですので、基本的に平日にはエロゲをしないのです。
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いくら今年に入ってから何かと忙しいとはいえ、年間50作以上をプレイした昨年のペースからはだいぶ落ちてます。正直、それなりに働いているのでエロゲ購入費用には困ってないのですが、暇が無いというよりも、そろそろ刈りつくしてきたのかもしれません。たまにオススメの情報をいただくこともあるんですが、今もう既に入手してないのは、入手そのものが不可能というモノが多いですね。
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それよか深刻なのは、新作に目ぼしいモノが見当たらないというコトです。
確かに昨年後半頃から、新作で思いっきり惹かれた作品ってのはあまりなかったのですが…。(その分『SEVEN-BRIDGE』に異様に期待していたってのもあります。)
今プレイ中の『ゆのはな』はPULLTOP製作で、言わば鉄板です。実際プレイしていて、よく出来ているのですが、エロゲをやり始めた頃の新鮮な驚きを考えるとやはり物足りなさも感じるのです。
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そして今後ですが…無いんですよねえ…。
マリアディアナをトップの購入検討に載せてましたが、twilightさんのこのコメントを拝見して、だいたいの目途はつきました。とりあえず早急に手を出すモノでもないのかな、と。
この後のストーリー系となると、本当に何も無くなってしまいました。
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そこで、私がもはや一年以上にわたって◎を付け続けている『サクラノ詩』という作品についてちょっとフォローしときましょうか。別に、直したり消すのを忘れているワケではないのです(笑)。
製作ブランド・枕の母体はケロQのようです。ご存知の通り、これまで普通の作品を作ってきたブランドではありません。あそこが今になって普通の恋愛ゲー(と思われる作品)を作ると聞いて、私は期待しないワケにはいきませんでした。だって彼らなら、絶対に普通じゃない恋愛ゲーを作るだろうから。
この一年以上にわたる発売延期には確かに不安な点もあります。それでも、私は正直、今作のヒロイン紹介を読んで「凄い」と感嘆しました。ですが、昨年秋頃に3人目が発表されてからその後全然進展が見えないのが気になるところであります。またこの間、「モエサクラ」等、"場繋ぎ"とも思える展開を見せているのも???と思わないワケではありません。
ですが、『SEVEN-BRIDGE』を終えた今だから言えるのですが、発売延期って必ずしも悪じゃないと思うんですよ。もちろん、短期間で素晴らしい作品を作れれば最高ですが、そうでないのなら、短期間でショボい作品を作るよりも、時間を存分にかけて素晴らしい作品を作った方が、プレイヤーとしては嬉しいワケです。
ライアーは、色々な大人の事情だと思うのですが、それが出来ませんでした。それはしょうがない部分はあるんです、彼らは"大人"だし、"食っていかなければならない"のですから。
ですが、それが出来る場合があります。例えばageは、大ヒット作を二本続けて出したがゆえに、その貯金を使って、一つの作品、いや、一つのシナリオをこれだけの時間と手間をかけて製作しています。
そして、もう一つそれを可能にする要因があるとすれば、「採算を度外視すること」です。そう、"趣味として行うこと"です。端的に言えば、ケロQおよび枕のやり方って、かなり同人的なような気がします。言わば、「売上を考えない、単純に作品への創作意欲」で一年間を食い繋いできたような気がするのです。
Fate』のあの文章量が、「同人上がり」というTYPE-MOONの成り立ちにあるということは否定できないと思います。私は、まあTYPE-MOONは別にすれば、今の商業エロゲ界で最も"同人臭い"ブランドは、このケロQおよび枕だと感じてます。
とりあえず、製作は止まってはいないようですので、おそらく今年の桜は難しいでしょうが、まだまだ期待しています。
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そして私自身が、「同人に回帰するかのような商業ブランド」に期待しているというところに、今の商業エロゲの閉塞性を感じているような気がするのです…。