かっとんでる

『家飛』(TerraLunar)はじめました。…面白いよ、コレ。
以下、未プレイの人にはネタバレです。
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おとねちんのシナリオを終えました。
最 ッ 高 の ラ ブ ス ト ー リ ー だ と 思 っ た の は 私 だ け で す か ?
序盤の、おとねちんが自衛官の銃を奪って反旗を翻すところから、うすうす彼女の行動の理由は見えてきます。そして、葵妃が下りてきて、おとねの真意をを見抜いたところからこの物語は始まってるんですね?
葵妃の行動そのものが、最初から全ておとねちんの「後押し」なんですね?全てがです。彼女は口で言うほど「任務」を気にしてないでしょう?最初は、「全部わかっていておとねちんのために晃二郎に行動を促してるんじゃないか?」と思いながら見てました。そこまでは気付いていたんですが、途中の「マユゲ猫」の辺りからちょっと違和感を感じつつ、まさかあそこ以降で晃二郎だけでなくおとねちんの方にも通じてたとわ…。くそ〜騙された(笑)。まゆげ猫の犯人はおそらく葵妃さんです。
それにしても…見事な自衛隊賛歌でした(笑)。
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家が飛ぶのは外界と切り離しただけの話。そこに理由も何も要りません。だって、本当にこのシナリオで書きたかったモノははっきりしているし、そのための「舞台設定」でしかないですから。
この作品、そんなワケなので、おそらく、他のシナリオは全てがおまけでしょう。このシナリオでほとんど登場しない美空なんて完全な脇役で当たり前です。だって、この作品の前提となる舞台設定こそがおとねちんのシナリオのために存在しているに過ぎませんし、美空はおとねちんとの比較対象のための存在でしかありませんから。製品化にあたっての、価格分のボリュームの補完の意味も。
この作品、テラルナブランドでも月面基地前とは別のチームの製作ですが、「最も描きたいヒロインを"二番目"にし、その分汎用でない"濃い"存在に特化する」という点では『らくえん』に通じますね。