この作品だけはガチンコで名作だと認める

自殺を考えた事ってあるか?
本気にすな
ただ、「自分はいつだって死ねる」と思うとけば
ひょっとして生きるのが楽になんのかなぁと…

遠藤浩輝の短編マンガ『神様なんて信じていない僕らのために』に出てくる一節です。ただしこの草野の問い掛けは、リアリストである片寄の、

大して苦労もしてない奴がそういう事を言うんだよ

というセリフに一蹴されるわけですが。
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私は、常に心の底で考えているような気がします。
親しい友人の前では「最後には首でも括るさ」って私は言いますが、あながち冗談でもありません。だからこそ、私はけっこう刹那的に生きてます。生命保険なんて「ケッ」って考えだし、昨日の日記を見てもらえればわかるように、健康なんぞに気を使う人種ではありません。
もちろん私はそれなりに小心で小賢しいので、実際には本当にヤバくなる前に本能的に手を打つことが大半です。でも最近は、自分でそれがわかってきて、「私がこの程度ヤバいと感じる時、実はまだちょっと余裕がある」というのを自覚してますので(何のこっちゃ)、徐々に徐々に後倒しされてゆく傾向にあります。
やっぱりその根本は、「困ったら首を吊るさ」なんですよ。本当にヤバい状況は確かに御免ですが、いざそうなってしまったらしょうがないかという諦観も最近の私は持ち合わしているようなのです。
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ま、その反面、それこそ『罪と罰』(http://www.geocities.jp/judge13th/h.6.renew.html)や『終末の過ごし方』(http://www.geocities.jp/judge13th/o18/topsecret10.html)のレビューで書いたように、「そこに辿り着くまでには相当のモノがなければダメだろう」ってのも、これまた自覚するところなのです。
なぜなら、私はやっぱり小胆な人間だからです。
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それになんだかんだ言って、世の中ってうまく出来てます。
「ヤバい」と思って焦っても、いざその本題に立ち向かうと、そういうのに限って意外とあっさり解決してしまうモノです。
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いや、別に、仕事上で、書類が来ないまま半月ほど放置していて、「もうそろそろヤバい」と思って焦って探し始めた書類がなんとか見つかったってことですよ(笑)。それだけだったり。