世界はもの凄い勢いで進化し続ける

エロゲーを評価する際、それが古い作品であった場合に、「時代性」でどう加減するかというのはなかなか難しい問題である。世代の差は、特にシステム的側面に大きく、そもそも今のXP機で起動しなかったりする作品も少なくない。音楽やCGの荒さは、現在のモノと比べると様々な点で制約がかかっていたことに起因するのであれば、製作者のせいだとは言い切れない。
なので私は、ある程度それを考慮してランク付けをしている。古いがゆえの制約を理由に、今と昔も変わらない部分…すなわちシナリオ・テキストに高い評価を与えられる作品の評価を下げることはしたくないからだ。
シナリオ・テキストに古いも新しいもない。むしろ新しい作品の方が、古い作品が踏襲してきた描写・テーマをある程度乗り越えていかなければならないから、苦しいとも言える。
音楽・CGや演出については、新しいモノにやはりアドバンテージがある。これまた逆に言えば、昔はそれで通用したモノを何も考えずに登用すると、マイナス評価をすることがある。
そう考えれば、私は新しい作品に対しての方が手厳しいかもしれない。
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そんなワケで、『Rumble〜バンカラ夜叉姫〜』のレビューを上げました。今まででも最も古い部類の作品なので、当然ながら荒さが目立ちます。今、このシステムで発売したら、即座に切り捨てられるでしょう。でも、「古いゆえ」にその辺は全て目をつぶりました。それ以上に、「そんなコトで減点したくないな」と思わせた作品ですから。
名作(S)評価はちょっと高すぎるような気もしますが、とりあえずコレで。良くも悪くも『ぶるまー2000』に似ています。それだけで、私が好きなタイプの作品だということはご理解いただけるんじゃないでしょうか(笑)?
http://www.geocities.jp/judge13th/o18/rumble.html