第二論「そもそもなぜ私は恋愛を主観的に…主人公に感情移入して見ないのか」

答えは簡単なのだ。
「私が、恋愛をしないから」
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以下、すごく青臭い話。この後半部については、反論・コメント・引用・リンク・トラックバックをご遠慮ください。
(ちなみに、この文章は『Imitation Lover』(light)の作品評を含んでいますので、それを踏まえてお読みください。)
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私は、今、軽々しく「恋愛」をすることが出来ない。なぜなら、私は別に種無しじゃないけど(笑)、恋愛の終末点である「結婚」をする気が無いから。「してもしなくてもよい」レベルじゃなくて、「したくない」から。
「終末」へ至る意志と責任の無い人間がその「過程」だけを楽しもうとすることは許されるのだろうか?
昔はともかく、今の歳になるとそんなことを言うワケにもいかないんだよね(笑)。別にね、「恋愛状態」に居ることは、基本的に嫌いじゃなくて、むしろ好きですよ(笑)。でも今更、私は、「遊べない」。私としては「一時の愛情」で構わないんだけど(むしろその方がイイ)、たぶん、相手がそうは思ってくれない可能性がある。それを知りながら軽々しく恋愛状態に陥るほど、悪人じゃないつもりで。少なくとも私と同世代の相手の場合、下手をすると相手の一生にブレーキをかけてしまう可能性があるわけで。相手にとって「売り頃」の時間に、「買う気が無い」私が独占して手に取るということは。
私も、「永遠を誓うつもりはないよ」と前もって宣言して、それでも相手が寄ってくるほどのモテモテじゃないし(笑)。
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そしてもう一つ。
私はけっこう悪い人間なのだ。それを自分で(ある程度は)わかっているツモリなので、そのままでいると近い人間を傷付けることがあるだろう。だから、私は他人と一緒に居る時に、このネットでのような傍若無人ぶりを(笑)見せない。リアルでは普通に、オタの片鱗も見せずにサラリーマンをやっている(つもり)。
たぶん、恋愛も、これと同じになる。
要は、「在りたいように、そのままでは居られない」のだ。残念ながら、私は在るがままで誰も傷付けずに生きられるほど聖人君子ではないし、かといって、それを自覚して「そんなの当たり前じゃん」と割り切って生きることも出来ない半端者*1。だからおそらく、今の私にとって、恋愛はサラリーマン生活とあまり変わらなくなるはずだ。
それを、今更手に入れようとはあまり思わない。サラリーマンをやって、それを手に入れることの難しさ…「不可能ではないということ」も充分に悟った。
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で、私が待ち望んでいるのは、こうした負の傾向を全て覆して「是」としてくれるほどの恋愛なのだ。深みを排除し、プレイヤーに多幸感を味合わせることを重視したいわゆる「萌えゲー」が「私」にとってあまり必要ないのは、それではここまで届かないからだ。
それが出来る、「イイ女」「面白い女」を探索中。つうか、居ないけど(笑)。

*1:なぜ、私がエロゲにおいて唯一、遥彼方(『こなたよりかなたまで』)を認めるかの一端。