SEXFRIEND始めました

と書くと何か誤解を招きそうですが(笑)、『SEXFRIEND』(CODEPINK)始めました。先にトゥルーエンドを終えました。
以下、私的感想です。
 :
先にプレイしたストーンヘッズの『純愛系。』よりも、同ライターの『ゆのはな』の方にずっと近いですね。クワゥテモックとか丸谷秀人のネタなのね(笑)。
私は『ゆのはな』を「"普通"を描く物語」と称しましたが、今作はそれよりももっともっと一直線のエロゲのように感じました。言ってみれば、こんなにシンプルなエロゲは他にはありません。すっごく単純な作品です(褒めてます)。
 :
普通、こういう作品は攻略を見ずに、手探りで進んでゆくのが普通です。かなり選択肢の多い作品ですので、普通は、いきなりはこのトゥルーエンドには至らないはずです。となると、そこへ至る道程を如何に魅せるか、つまり、エロゲとしての構成力は決して欠かせないはずなのです。
思い出すのは『このはちゃれんじ!』ですね。この作品も、毎日毎日Hシーンが入る構成の作品です。そして、数多の選択肢をシビアに選んでいかないとトゥルーエンドに辿り着かないため、絶大な破壊力を秘めたそのトゥルーエンドは必然に最後になり、それゆえに最もインパクトの強い魅せ方が可能になります。思えば『このちゃ』の時も、トゥルーエンドの評判を聞いてそれを最初にプレイしてしまったものでした。今回と同じです。
ですが、『このちゃ』と『SEXFRIEND』の最大の違いは、そのHシーンの有効度(?)です。私の場合、『このちゃ』の自己調教モードは全然使えませんでした(涙)。そのため、トゥルーエンド以外の全てをそこへ至るための布石と割り切れたのです。
逆に言えば、この『SEXFRIEND』は、そんなに簡単に割り切れません。毎日毎日繰り広げられる早瀬とのHシーンの破壊力はなかなかですし、他ヒロインのルートはともかく、早瀬のトゥルーエンド以外のルートにもそれなりに意味を見い出す…ような気がします。(特に、私のような人間にとっては。)となると、それ以外のルートが、トゥルーエンドと的確な距離感とバランスを持っていることは欠かせないと思うんです。ちらっと(分岐のごく序盤まで)陵辱ルートを見ましたが、この辺が心配です。